長寿のお祝いのよくお寄せいただくご質問にQ&A形式でお答えしています。その他のお問合せは "ご意見・お問合せ" からお気軽にご連絡ください。
長寿の祝いは賀寿といって、数え年で行います。
お祝いの席は、当人の誕生日かそれ以前の都合のよい日を選びましょう。
数え年 | 満年齢 | 名称 | なぜ? |
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61歳 | 60歳 | 還暦 | 生まれた年の干支に還るから |
70歳 | 69歳 | 古希 | 杜甫の詩「人生七十古来稀」より |
77歳 | 76歳 | 喜寿 | 「喜」の草体が七十七と読まれるから |
80歳 | 79歳 | 傘寿 | 「傘」の略字が八十と読めるから |
88歳 | 87歳 | 米寿 | 「米」を分解すると八十八になるから |
90歳 | 89歳 | 卒寿 | 「卒」の異体字「卆」が九十と読まれるから |
99歳 | 98歳 | 白寿 | 「百」から一をとれば「白」になるから |
108歳 | 107歳 | 茶寿 | 「茶」を分解すると「十」ふたつの下に「八十八」で合計108になるから |
111歳 | 110歳 | 皇寿 | 「皇」を分解すると「白(=99)」と「一十一」で合計111になるから |
112歳~ | 111歳~ | 珍寿 | 字の通りとても珍しい長寿。112歳以上は毎年お祝いします |
お祝いの席に誰を招待するという決まりはありません。
昔は一般に当人が感謝の気持ちをこめてお世話になった人や親戚などを招待していましたが、最近は家族などが企画し当人を主客として招待することが多いようです。
また、生徒がかつての恩師のために開くこともあります。
兄弟で等分するのが一般的です。孫が加わる場合は、孫には少なめになるように配慮してあげては。
みんなで相談して無理のない金額を設定するのが一番です。楽しい会がなによりのお祝いですから。
還暦は"赤ちゃんに還る"の意味から赤いちゃんちゃんこを贈る慣わしがあります。赤には魔よけの意味もあるので、"長生きしてね"という願いを込めた赤いものが好まれています。
そこで、健康に良いと言われる赤ワインにお祝いと記念のメッセージを刻んでプレゼントしてはいかがでしょうか。
目上の方に履物を贈るのは"踏みつける"として嫌がられることもあります。また、目上の方にお金を贈るのも失礼とされています。
両親の場合は一人2〜3万円、親戚ならば5千円位が相場です。
当人の趣味の作品や赤飯・お菓子などが一般的です。もらった人は長寿にあやかるといわれています。